デザインのひきだし50に掲載されました!
2023.10.06こんにちは。サンコーの3代目社長の有薗です。ブログの更新が遅くなりました。
サンコーの頼れる印刷職人がこの世を去り、心にぽっかり穴が開いたようで、どうしても、文章を書く気持ちになれませんでした。
闘病の末、55歳という若さで亡くなった彼は、サンコーの印刷の礎を築いてくれた腕のいい職人でした。仕上がりが美しく、高い技術が求められる特色も得意。ちょっと変わった印刷もよろこんで引き受けてくれた彼を思うたび、悲しく、寂しく、口惜しさでいっぱいになりますが、彼が基礎をつくりあげた印刷事業を続け、発展させることを使命と信じ、頑張っていこうと思います。
今日は、マーケティングとブランディングという2つの横文字について語ってみたいと思います。
サンコーは従業員15名の小さな印刷会社としては異例とも言えるほど、webマーケティングに力をいれています。「金赤」「ファインペーパー」「原油高 紙」といった単語で検索していただくと、サンコーのwebサイトはかなり上位に表示されると思います。
webマーケティングに力を入れ始めたきっかけは、コロナ禍で対面での新規顧客開拓が難しくなったためです。「このままでは印刷機が停まってしまう!」そんな危機感から、新たな顧客開拓の手法としてwebに着目しました。
印刷に困ったデザイナーさんが検索でサンコーのwebサイトにたどり着き、問合せにつながって商談が始まる。そのような流れが生まれる戦略に切り替え、自社サイトを日々チューニングし、記事(ブログ)をアップしています。
そして、アップするブログは、一般的なSEO対策をした「アクセス集めの記事」ではなく、「サンコーにしか書けない記事」になるよう心がけています。
サンコーは印刷のプロでありながら、クリエイター専用シェアオフィスを運営し、クリエイティブディレクションも行っています。だからこそ、デザイナーさんの気持ちによりそい、デザイナーさんが本当に知りたい情報を届けられると自負しています。「サンコーだからこそ書ける記事」は、ブログを読んだデザイナーさんが「この会社は私の味方だ」と感じていただけるものだと言えます。
つまり、記事の起点は「サンコーといえばこんな会社」とお客様に意識していただくブランディングにあります。わたしたちは、マーケティングとブランディングの両方を大切に記事をつくり、メルマガで定期的にお知らせすることで、印刷の機会が発生したら真っ先にサンコーを思い浮かべてもらう「リード・ナーチャリング(見込み顧客の育成)」を目指しています。
大きな組織であれば、マーケティングとブランディングは別の部署が担当することがほとんど。どちらがブログを担当するかで、メルマガの色合いが決まります。しかしサンコーは、マーケティングとブランディングの両方の観点を持ってブログを書いていきます。
1つの分野を極めたいという人には向かない仕事かもしれませんが、事業や社員の魅力や得意分野を盛り込んだブログを発信することで、その発信に共感してくださった方からの問い合わせが来ると本当にうれしくなります。やりがいを感じます。
ブログを読んでサンコーの仕事に興味を持ってくださった方は、ぜひお互いの仕事に対する思いなどを語り合いましょう。お互いが求めるものが合致して、ここなら仕事を通じて成長出来そうだ、自己のやりたいことが実現できそうだと感じ、仲間に加わってもらえたらうれしいです。
カラー写真を全て蛍光色に置き換えたり、4色機で一気に12色印刷してみたり・・・。印刷職人ですら予測出来ない事を実験しています。
毎週火曜日の夜8時から。紙のこと、デザインのこと、印刷のことについて、 ゆるゆると語る30分。
03-5608-5741
(お気軽にお問い合わせください|平日 10:00~18:00)